KHM009 『十二人兄弟』のあらすじ

十二人兄弟(原題:Die zwölf Brüder)

 

グリム童話、『十二人兄弟』のあらすじです。

 

* * * * * * * *

 

王さまとお妃さまには12人の子どもがいて、みんな男の子だった。

そこで王さまは、「こんど生まれてくる13番目の子が女の子なら、12人の男の子を殺してしまい、財産を女の子にすべて与えよう」と言い出した。

王さまは12の棺を作り、それらをカギのかかった部屋に運ばせた。

 

 

お妃さまはこのことを悲しんでいた。

それを見ていた末っ子のベンヤミンは、事情を聞いてしまう。

お妃さまはベンヤミンに逃げるよう伝え、12人の兄弟は森へと逃げ込む。

代わりばんこで見張りをし、次に生まれた子が男か女か、城にのぼった旗の色で見分けることになっていた。

城には女の子が生まれたことを示す赤旗がのぼった。

そして、12人の兄弟はそのまま森で暮らすことを余儀なくされた。

 

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時がたち、13番目に生まれた女の子が12人の兄弟の事情を知ってしまう。

女の子は兄たちを探す決意をし、森の中へと入っていった。

森の中で、女の子はベンヤミンと遭遇し、持ってきた12枚の兄の下着を見せた。

ベンヤミンはそれで、女の子が妹だとわかる。

それからほかの兄弟たちとも会い、みんな仲良く暮らし始めるのであった。

 

 

さて、魔法にかかったこの小さな家の庭には、12本のユリが咲いていた。

妹が兄たちにプレゼントしようとそれらを取ると、兄たちはカラスに変身し、飛んでいってしまった。

妹は、そばに立っていたおばあさんから、兄たちを救う手立てを聞く。

それは、7年間決して口をきいてはいけないというものだった。

 

 

妹の決心は強く、それから一言も話さず、笑わずに過ごした。

あるとき、一人の王さまが通りかかり、この妹に恋をした。

王さまは妹を国に連れてかえって花嫁にするが、この花嫁は話しも笑いもしない。

そのことが王さまのまま母は気に入らず、花嫁を死刑にすることにしてしまった。

 

 

ちょうど花嫁が火あぶりになる瞬間、7年間が過ぎて、12羽のカラスがやってきた。

カラスは無事12人の兄弟に戻り、花嫁は口がきけるようになって、王さまとともに仲良く暮らすのだった。

悪いまま母は裁判にかけられて、ヘビの入った樽の中で死んでしまった。

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